太田市美術館・図書館 ART MUSEUM & LIBRARY, OTA
  • Instagram
  • Twitter
  • facebook
  • youtube
  • mail

太田の美術vol.4「森竹巳-造形実験の軌跡-」

2021年7月31日(土)~2021年10月24日(日)

素材と形の多角的な捉え方と、その構成による多彩なイメージ。
未だ見たことのないイメージを追求し、実験のように繰り返されてきた、
太田市出身・在住の森竹巳による造形を一挙公開。

 

インフォメーション

名称:太田の美術vol.4「森竹巳-造形実験の軌跡-」
会場:太田市美術館・図書館 展示室1、2、3、スロープ、他
会期: 2021年7月31日(土)~10月24日(日)
開催時間:午前10時~午後6時(展示室への入場は午後5時30分まで)
休館日:月曜日(ただし8月9日と9月20日は祝日のため開館し、翌火曜日が休館)
観覧料:300(200)円
※( )内は20名以上の団体及び太田市美術館・図書館カード、ふらっと両毛 東武フリーパスをお持ちの方。高校生以下および65歳以上、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳の交付者及びその付添人1人は無料。おおた家庭の日(第1日曜日)は中学生以下の子ども同伴の家族無料。

主催:太田市、一般財団法人太田市文化スポーツ振興財団
助成:公益財団法人野村財団
協力:東武鉄道株式会社
後援:太田市教育委員会、太田商工会議所、群馬テレビ、エフエム太郎、株式会社 エフエム群馬、上毛新聞社、読売新聞前橋支局、毎日新聞前橋支局、産経新聞前橋支局、東京新聞前橋支局、朝日新聞社前橋総局

 

展覧会概要

太田市における重要な文化芸術を紹介する展覧会シリーズ「太田の美術」。その第4弾として、当市出身、在住の造形作家・森 竹巳に焦点を当てます。
森は群馬大学教育学部美術科を卒業後、東京藝術大学大学院修士課程を修了し、以降造形作家として「構成」および「視覚効果」をメインテーマに多岐にわたる仕事をおこなってきました。
その多様な仕事は、錯視効果を追求した抽象絵画シリーズ「Allusion」、基本形体の反復による立体および半立体造形、安価な既製品を用いて素材の特性を効果的に作品化した「百均造形」、素材と形に光を組み合わせた作品、さらにインスタレーションなど、一見して共通点がないように思えますが、そこには一貫して「形体の構成」と、それによる「視覚効果」の追求というメインテーマが横たわっています。
さて、このように展開されてきた作品制作を、森は「造形実験」と呼びます。形、色、素材をもとにイメージし、頭と手を駆使して構成し、作品にしていく。この過程を、森は実験になぞらえているのです。実験の積み重ねにより生まれた多くの作品は、私たちの前に現われることで視覚効果を発揮し、森が目指す作品として初めて存在することになります。
本展では、森が実践してきた数多くの造形実験の成果を各シリーズからご紹介します。館内には、私たちが見知っている基本的な形、身の回りにある日用品などが、素材と形の多角的な捉え方と、その構成により、多彩なイメージとして広がっていることでしょう。森が繰り広げる、その軽快でリズミカルな造形実験の軌跡を、ぜひお楽しみください。

 

出品作家


森 竹巳(もり・たけみ)|造形作家

1951年、12月28日群馬県太田市生まれ。
1974年、群馬大学教育学部美術科卒業。1976年、東京藝術大学大学院修士課程<基礎造形及び理論専攻>修了。大学在学中の1973年からモダンアート展に出品し、以降継続出品。1984年、正田壤を中心に14人で結成されたモダンアート群馬支部展に参加し、現在群馬支部長。1987年、モダンアート展会員推挙。1997年、太田市民文化奨励賞受賞。2000年、第24回上毛芸術奨励賞受賞。2013年、芸術文化奨励賞受賞。2016年、高崎市美術館で個展「森竹巳の百均造形ーみぢかなモノでおもしろアートー」開催。1990年から筑波大学芸術学系構成領域で奉職し、2017年に教授を退任。以降、女子美術大学、群馬県立女子大学にて非常勤講師を務める。
太田市周辺の現代美術を展観する「太田市現代美術展」(1999年、2000年、2001年、2002年、2003年)、「おおたビエンナーレ」(2009年、2011年、2013年、2015年、2017年)の企画・運営をおこない、太田市における芸術振興にも長年にわたり寄与している。

 

参考作品

 

森竹巳《Allusion’89-N2》1989年
アクリル・パネル、162×162cm、作家蔵

 

森竹巳《Allusion’06-M1》2006年
アクリル・カンヴァス、162×162 cm、作家蔵

 

森竹巳《Relief Construction Ⅱ》1977年
ケント紙、90×90cm、作家蔵

 

森竹巳《Relief Construction’13-Y1》2013年
楊枝・パネル、182×227 cm、作家蔵

 

森竹巳《ストラート ’20》2020年
ストロー・天蚕糸、50×50×50 cm、作家蔵

 

森竹巳《放》1998年
ステンレス・鉄、45×390×72cm、太田市新田文化会館・総合体育館所蔵

関連イベント

※緊急事態宣言の発令に伴い、1.講演会「造形実験の軌跡」及びワークショップ②「自然の色、太田市の石の色で型染めコースターを染めよう!」は延期、3.担当学芸員によるギャラリートークは中止となります。

※1.講演会「造形実験の軌跡」の再延期に伴う詳細情報はこちらをご覧ください。

※ワークショップ②の延期に伴う詳細情報はこちらをご覧ください。

1.講演会
「造形実験の軌跡」【参加料無料、要予約】
本展出品作品をはじめ、森が制作してきた各シリーズのテーマや、構成という考え方についてなど、作家本人が解説します。

出演:森 竹巳(本展出品アーティスト、元筑波大学芸術学系教授)
日時:8月29日(日)午後2時~3時30分(開場:午後1時30分)(10/3に延期となります)

会場:3階視聴覚ホール
定員:40人(事前申込制)
※定員に達したため受付を終了しました

【申込方法】
申込フォームかお電話にて、先着順で受付します。(定員になり次第締め切らせていただきます)
申込フォームの場合は、下記より「①参加者氏名 ②電話番号 ③メールアドレス」を入力し送信してください。
お電話の場合は、「①参加者氏名(全員分)、②電話番号」をお伝えください。

※1回の申込みにつき2名様まで申し込みいただけます。2名様の場合は、お二人のお名前をご記載ください。
※事前申込で定員に達しなかった場合は、申込みがなくても当日ご参加いただけます。
※新型コロナウイルス感染症の状況次第では、実施を中止することがございます。
※当日の受付時に、検温と個票の記入にご協力をお願いします。

イベント申し込みフォームはこちら(定員に達したため受付を終了しました)
※お申し込みされた方は、当館から確認のメールが送信されます。「event_museum@artmuseumlibraryota.jp」が受信できるよう設定をお願いします

2.ワークショップ【参加料無料】

①「カラフルスポンジで作っちゃおう!」
身近な素材のスポンジから発想を広げて、ケーキやマスコットを作ってみましょう。
講師:奥西麻由子(群馬県立女子大学准教授)
日時:8月7日(土) 午後2時~3時30分
会場:3階視聴覚ホール
定員:小学生までの親子対象。先着順40人(申込不要)
※終了しました。たくさんのご参加ありがとうございました。

参考画像(撮影:奥西麻由子)

②「自然の色、太田市の石の色で型染めコースターを染めよう!」
太田市の石や砂をサブミクロン・ナノ粒子に粉砕し、天然顔料を作成しました。
型紙を好きな形に彫って(切って)、太田市の石の色、自然の色でコースターを染めます。
講師:荒 姿寿(女子美術大学准教授)
日時:9月12日(日) 午後2時~3時30分(開場:午後1時30分)(10月24日に延期となります)
会場:3階視聴覚ホール
定員:小学生以上、20人(事前申込制)
※定員に達したため受付を終了しました

参考画像(撮影:荒 姿寿)

③「みんなで作る巨大市松模様ーマスキングテープで床に大きな絵を描こう!」
マスキングテープを使って、床に8m×8mの巨大な市松模様を描きます。
身体全体を動かしながら、みんなで協力して大きな絵を完成させましょう!
講師:上浦佑太(筑波大学芸術系助教)
日時:10月10日(日) 午後2時~3時30分(開場:午後1時30分)
会場:3階視聴覚ホール
定員:小学生以上、8人(事前申込制)
※定員に達したため受付を終了しました

参考画像(撮影:上浦祐太)

【②、③申込方法】
申込フォームかお電話にて、先着順で受付します。(定員になり次第締め切らせていただきます)
申込フォームの場合は、下記より「①参加希望回 ②参加者氏名・生年月日 ③電話番号 ④メールアドレス」を入力し送信してください。
お電話の場合は、「①参加希望回 ②参加者氏名・生年月日(全員分) ③電話番号」をお伝えください。

※1回の申込みにつき2名様まで申し込みいただけます。2名様の場合は、お二人のお名前をご記載ください。
※事前申込で定員に達しなかった場合は、申込みがなくても当日ご参加いただけます。
※新型コロナウイルス感染症の状況次第では、実施を中止することがございます。
※当日の受付時に、検温にご協力をお願いします。

イベント申し込みフォームはこちら(定員に達したため受付を終了しました)
※お申し込みされた方は、当館から確認のメールが送信されます。「event_museum@artmuseumlibraryota.jp」が受信できるよう設定をお願いします。

 

3.担当学芸員によるギャラリートーク【参加料無料、申込不要】
展示作品を学芸員が解説します。
日時:8月22日(日) 午後2時~2時30分
会場:展覧会場
定員:10人(申込不要)
※緊急事態宣言の発令により中止となります。

ページの先頭へ移動