太田市美術館・図書館 ART MUSEUM & LIBRARY, OTA
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第2回市民ワークショップ開催記録(2015年8月8日)

2015年8月8日(土)

第2回市民ワークショップ

1.主旨

①太田市美術館・図書館の運営に対する市民参加について、具体的なイメージを形成していただくとともに、市民による施設運営への主体的な参加の実現につなげます。

2.開催概要

日時   :2015年8月8日(土) 14:00~16:30
場所   :駅なか文化館
参加人数 :16名

3.記録

第1部:市民参加カテゴリーの紹介

株式会社ワコールアートセンター(スパイラル)守屋氏より、現在の管理運営計画で想定されている市民参加のおおまかなフレームについて説明を行いました。ここで説明した参加フレームは以下の通りです。

○ランデヴープロジェクト
○まちじゅう図書館
○図書ボランティア
○美術ボランティア
○イベントボランティア
○駅前マルシェへの出店

第2部:ワークショップ

第2部では、ランデヴーグループ、図書グループ、美術・イベントグループに分かれ、それぞれのカテゴリーにおける具体的な市民参加のイメージについて議論を行いました。
各グループのファシリテーターは以下の通りです。

○ランデヴーグループ   :松田朋春氏(スパイラル/(株)ワコールアートセンター)
○図書グループ      :花井裕一郎氏(オブセリズム)
○美術・イベントグループ :守屋慎一郎氏(スパイラル/(株)ワコールアートセンター)

参加者には、それぞれ興味のあるグループに参加していただきました。中には複数のテーマに関心があるという人もあったことから、途中一度、席替えの時間を設けました。 最後には各グループから議論の成果をご報告いただきました。

第2回市民ワークショップ

4.グループ発表および総括の概要

各グループから発表された内容は以下のとおりです。

ランデヴーグループ

  • エンジニアがいる企業にアーティストが入っていくのがこれまでのランデヴー。 太田はものづくりのまち。太田市美術館・図書館が、ものづくりを身近に感じられる場所になるといい。
  • ランデヴープロジェクトの進め方については、売れるもの、シンボリックなもの、いろんなやり方があるが、面白いねとみんなが思えるものを軸にやりたい。
  • 次世代の子供達にものづくりの実感をしてもらう、ものづくりのきっかけをつくる交流の場であることも大切ではないか。作り手の顔が見える場所。そこから派生して会社にとっても仕事にもなるといい。
  • どういうものをつくるか、どういうものを見せるか。機械、金属が思いつきやすいが、より生活に身近なものも考えたい。例えば左官さんや服飾関連などにも着目していきたい。 将来は宇宙産業に打って出るとか、そんなことになるといい。

第2回市民ワークショップ

図書グループ

  • 本を提供するシステムが必要。自分が使わなくなった本を提供する中間的なシステム。いま眠っている本がある。それを発見していくことが必要。
  • 太田は歴史がある。それが見えていない。 歴史を PR しながら本を紹介。本を通して地元の人たちと出会えると良い。
  • 鉄工所と写真館がたくさんある。 鉄工所には本もある。技術的に難しいものばかりでなく、親しみやすい本もあるのではないか。
  • まずは市内7つの駅を全てまちじゅう図書館にする。テクノプラザにファブラボ的な機能があっても良いのではないか。
  • まちじゅう図書館の第1号候補も!
    (グループ参加されていた方が郷土資料や歴史関連の書籍をたくさんお持ちになっているとのこと)。

第2回市民ワークショップ

美術・イベントグループ

市民参加の方向性として、以下のようなジャンルが提案された。

  • ターゲットやテーマを絞った映画の上映、 市民が選んだ落語家を育成するための落語会、地元野菜のブッフェなど、この施設にふさわしい「イベントの企画」。
  • ボランティアの育成などによる「おもてなし」。
  • 商店街へのポスター掲示や入場券での割引を行う協賛店舗の募集、他施設とのネットワークバスの運行などを含む「まち展開」。
  • 「人と文化の育成」や「子供に対する文化教育」
  • 植栽の管理などを含む「施設メンテナンス」

これらのジャンルについて、多様な参加方法が提案された。 また、それらをつなぐ仕組みとして、市民サークルを組織するアイデアもあった。

第2回市民ワークショップ

総括

本日は、太田市美術館・図書館に地元企業や市民の方々が、どのような形で関われるかという市民参加の方法について話し合っていただき、様々なご意見をいただきました。 今後は、いただいたご意見を参考に、地元企業や市民のみなさまと一緒に参加できるイベントや体制づくりを検討し、みなさまとともにこの太田市美術館・図書館を育てていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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