太田市美術館・図書館 ART MUSEUM & LIBRARY, OTA
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佐久市立近代美術館コレクション+「現代日本画へようこそ」関連イベント:アーティストトーク

2018年5月3日(木・祝)

岡村桂三郎《迦楼羅07-3》2007年、佐久市立近代美術館蔵

内容

佐久市立近代美術館コレクション+「現代日本画へようこそ」出品アーティストの市川裕司、内田あぐり、岡村桂三郎、谷保玲奈の4氏が、展覧会場で本展出品作についてお話します。アーティストの集まる貴重な機会です。ぜひご参加ください。
山本直彰氏は都合により欠席となりました。

概要

日時:2018年5月3日(木・祝)午後2時~午後4時
会場:展覧会場
定員:なし
参加費:無料(但し、当日のチケットをお持ちください)
お申込:不要(お時間になりましたら、1階の展示室1にお集まりください)

出演者

市川裕司(いちかわ・ゆうじ)
1979年、埼玉県生まれ。2003年、多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻卒業。2005年、多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻日本画領域修了。2012年、五島記念文化財団の五島記念文化賞美術新人賞を受賞し、2012年8月から約1年間、ドイツのデュッセルドルフで海外研修を行う。「genetic」(生命の起源)や「世界樹」をテーマに日本画の素材や技法を独自の手法で展開させた作品を制作しているほか、ガロン、META、イマジン、creoなど作家とのグループによる展覧会や研究活動も行っている。近年の主な個展に、「世界樹」(コバヤシ画廊、スパイラルガーデン、2014年)、「宇宙樹」(銀座三越7階ギャラリー、2017年)、「天球儀」(コバヤシ画廊、2017年)など。近年の主なグループ展に、「New Vision Saitama 4 静観するイメージ」(埼玉県立近代美術館、2011年)、「第5回東山魁夷記念日経日本画大賞展」(上野の森美術館、2012年)、「METAreal」(神奈川県民ホールギャラリー、2016年)、「第2回 日本画の位相3+2」(日本橋髙島屋美術画廊、2016年)など。

内田あぐり(うちだ・あぐり)
 1949年、東京都港区生まれ。父の生家が山田郡毛里田村只上(現・太田市只上町)で養蚕農家を営んでいたという太田との縁を持つ。1975年、武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻日本画コース修了。1993年、文化庁在外研修員として渡仏。2002年4月より、武蔵野美術大学日本画学科教授。2003年9月から2004年8月まで、武蔵野美術大学在外研修員として主にアメリカに滞在。山種美術館賞大賞(1993年)、第1回東山魁夷記念日経日本画大賞(2002年)など受賞多数。大学在学中から人体を自作のテーマとして一貫した制作を行っており、日本画の技法を基礎としながら、コラージュやスクラッチングなどの手法を用いて新しい人物表現を切り拓いている。近年の主な展覧会に、個展「この世でいちばん美しい場所、あるいは」(平塚市美術館、2006年)、個展「愛に関する十九のことば」(日本橋髙島屋美術画廊X、2013年)、キッド・アイラック・アート・ホール閉業記念 1日だけの「内田あぐりの素描展」(キッド・アイラック・アート・ホール、2016年)、グループ展「風詠抄―常」(横浜髙島屋美術画廊、2018年)など。

岡村桂三郎(おかむら・けいざぶろう)
1958年、東京都大田区生まれ。1985年、東京藝術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻日本画修了。1988年、東京藝術大学大学院後期博士課程満期退学。1993年、五島記念文化財団の五島記念文化賞美術新人賞を受賞し、アメリカにて海外研修を行う。2000年から東北芸術工科大学芸術学部准教授を務め、2004年から2009年まで同教授。2009年から多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻教授。山種美術館大賞展優秀賞(1987年)、芸術選奨文部科学大臣新人賞(2004年)、タカシマヤ美術賞(2004年)、第4回東山魁夷記念日経日本画大賞(2008年)、第18回岡田茂吉賞MOA美術館賞(2012年)など受賞多数。2003年頃より、バーナーで焦がした巨大な杉板を支持体に、動物や神獣、霊獣などのモティーフをスクレーパーで線刻する手法を用い、日本の自然・宗教観へとアプローチする作品を制作している。近年の主な展覧会に、「岡村桂三郎展」(神奈川県立近代美術館、2008年)、「岡村桂三郎展」(浜松市秋野不朽美術館、2015年)、「岡村桂三郎展―異郷へ」(平塚市美術館、2018年)など。

谷保玲奈(たにほ・れいな)
1986年、東京都生まれ。2010年、多摩美術大学絵画学科日本画専攻卒業。2012年、多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻日本画領域修了。2014年、大原美術館のレジデンスプログラム「ARKO2014」招聘作家として、倉敷で滞在制作。同年、五島記念文化財団の第25回五島記念文化賞美術新人賞を受賞し、10月より1年間スペインにて海外研修を行う。第10回佐藤太清公募美術展特選(2010年)、碧い石見芸術祭2011美術大学選抜日本画展浜松市長賞(大賞)(2011年)、第6回東山魁夷記念日経日本画大賞選考委員特別賞(2015年)、第52回神奈川県美術展神奈川県立美術館賞(2016年)など受賞多数。海洋生物や植物を主なモティーフとして、それら一様ではない生きとし生けるものを一つの画面内に集合させることで、独自の生命観を鮮やかな色彩で描き出している。近年の主な展覧会に、「ARKO2014 谷保玲奈」(大原美術館、2014年)、「谷保玲奈展―ウブスナ―」(日本橋髙島屋美術画廊X、2017年)、「収蔵品展 日本画、新しき風にのせて」(佐久市立近代美術館、2017年)、「New Artist Picks谷保玲奈展―共鳴」(横浜美術館アートギャラリー1・Caf é小倉山、2018年)など。

山本直彰(やまもと・なおあき) →山本直彰氏は都合により欠席となりました。
1950年、神奈川県横浜市生まれ。1963年、カトリックの中高一貫校である聖光学院に入学し、キリスト教思想や西洋美術に触れる。1967年6月から1969年まで、小林昭夫洋画研究所(Bゼミの前身)に通う。1975年、愛知県立芸術大学大学院日本画科修了。1990年より、和光大学非常勤講師。1992年10月より1年間、文化庁芸術家在外派遣研修員としてプラハに滞在。2011年より、武蔵野美術大学日本画学科特任教授。大学在学時から創画会を主な発表の場とし、創画会賞を四度受賞するも、2007年退会。2010年、芸術選奨文部科学大臣賞受賞。身近な人物をモティーフにした初期作品から、プラハ滞在を機に始まった《DOOR》の連作、そして《IKAROS》や《PIETA》、《帰還》シリーズなど、神話や宗教などを発想源のひとつとしながら、人間存在の深淵へと迫る作品群を一貫して制作している。近年の主な展覧会に、「日本画の今 山本直彰展 帰還する風景。」(平塚市美術館、2009年)、山本直彰個展「ASK SEEK KNOCK DOOR」(コバヤシ画廊、2017年)、山本直彰「腐乱の果実」(パラボリカ・ビス、2017年)など。

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