太田市美術館・図書館 ART MUSEUM & LIBRARY, OTA
  • Instagram
  • Twitter
  • facebook
  • youtube
  • mail

本と美術の展覧会vol.3「佐藤直樹展:紙面・壁画・循環」

2019年6月29日(土)~2019年10月20日(日)

160メートルを超えた、「完成を想定しない」絵のあとさき

インフォメーション

名称:本と美術の展覧会vol.3「佐藤直樹展:紙面・壁画・循環」
会場:太田市美術館・図書館 展示室1、2、3、スロープ
会期:2019年6月29日(土)~10月20日(日)
開催時間:午前10時~午後6時(展示室への入場は午後5時30分まで) *10月12日(土)は台風19号の影響を考慮し、臨時休館いたします
休館日:月曜日(ただし、7月15日、8月12日、9月16日、9月23日、10月14日は祝休日のため開館し、翌日火曜日休館)
観覧料:一般500(400)円 ※( )内は、20名以上の団体及び太田市美術館・図書館カード、ふらっと両毛 東武フリーパスをお持ちの方。65歳以上、高校生以下、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳の交付者及びその付添人1人は無料。おおた家庭の日(毎月第1日曜日)は中学生以下の子ども同伴の家族無料。
主催:太田市、一般財団法人太田市文化スポーツ振興財団
協力:アーツ千代田 3331、(一社)コマンドN、東武鉄道株式会社、美学校
助成:公益財団法人 朝日新聞文化財団、公益財団法人 花王芸術・科学財団
後援:太田市教育委員会、太田商工会議所、群馬テレビ、株式会社 エフエム群馬、エフエム太郎、上毛新聞社、朝日新聞社前橋総局、産経新聞前橋支局、東京新聞前橋支局、光ネット株式会社、毎日新聞前橋支局、読売新聞前橋支局

展覧会予告映像

 

YouTubeでもご覧いただけます

展覧会会場映像

 

YouTubeでもご覧いただけます

概要

 絵画からデザインへ、そしてデザインから絵画へ。1989(平成元)年、前年まで在籍していた美術学校で目にしたアルバイト募集の貼紙をきっかけに出版社へ入社し、デザイナー/アートディレクターとしてのキャリアを開始した佐藤直樹(1961年東京都生まれ)は、自身のこれまでの仕事を振り返って、「時代の流れの中ではじまった」と語っています。
 たとえばそれは、今では一般的であるパソコンを用いた印刷物のレイアウト・デザイン作業(デスクトップパブリッシング=DTP)が、佐藤がその仕事をはじめる1990年前後に欧米から日本に普及してきたことにまずあらわれました。印刷技術の新しい時代の幕開けのなかで、佐藤はDTP技術を積極的に学び、関わる雑誌やその他の紙媒体に意識を全投入するようにして数々のデザイン(エディトリアルデザイン)を手がけます。グローバリゼーションが進む2000年代に入ると、世界流通を前提としたグラフィック雑誌を自ら発刊、さらにはその延長線上で、都内で空きビルを活用したアート・デザイン・建築の複合イベントも企画・実施しました。
 その幅広い活動は、デザイナー/アートディレクターという呼称だけではとらえにくいものです。そして、東日本大震災前の2010年代に入ると、「それまで意識したことのなかったある場所の気配に身体が反応した」ことをきっかけに絵画を精力的に描きはじめ、2013年には木炭壁画「そこで生えている。」の制作がはじまります。木炭で木製パネルに描きつけられた植物を主としたモノクロームの絵画は、完成が想定されないまま、いまや幅160メートルを超え、さらに日々増殖を重ねているようです。
 諸芸術におけるジャンルを考えたとき、これを、デザイナーから画家への転身と見ることも可能でしょう。ですが、佐藤にとってこの転身のようなものは、時代と、佐藤が身を置いていた環境・状況のなかで必然的に起こってしまったことと考えればどうでしょうか。つまり、デザイン(「紙面」)と絵画(「壁画」)は、佐藤が折々で対峙していた状況に対して全力を注いで行えることを考えた結果の表現方法の違いであり、それが「循環」的に繰り返されているということのようなのです。
 本展は、美術館と図書館の複合施設である当館が継続的に実施している「本と美術の展覧会」第3弾として、佐藤のデザインと絵画の仕事を、本展のため当地に足を運びながら制作された新作も含めて、はじめて同時に展観するものです。すなわち、佐藤直樹というひとりの人間による「本」と「美術」をご紹介する展覧会にほかなりませんが、そもそも、このようなジャンルの区別は、どこまで有効なのでしょうか? 開催にあたり、「本と美術は、同じ場所から生まれてきているんじゃないか」「一番奥深いところまで潜ったら、何があらわれるのか」と問いかける佐藤の仕事から、そのことを鑑賞者の皆さまとともに考える機会としたいと思います。 

出品作家

佐藤直樹(さとう・なおき)
1961年東京都生まれ。北海道教育大学卒業後、信州大学で教育社会学・言語社会学を学ぶ。美学校菊畑茂久馬絵画教場修了。1994年、『WIRED』日本版創刊にあたりアートディレクターに就任。1998年、アジール・デザイン(現アジール)設立。2010年、アートセンター「アーツ千代田 3331」の立ち上げに参画。2012年からスタートしたアートプロジェクト「TRANS ARTS TOKYO(TAT)」を機に絵画制作へと重心を移し、「大館・北秋田芸術祭2014」などにも参加。札幌国際芸術祭2017バンドメンバー(デザインプロジェクト担当)。3331デザインディレクター。美学校「絵と美と画と術」「描く日々」講師。多摩美術大学教授。

アーティストステイトメント

 本と美術は、同じ場所から生まれてきているんじゃないか。元を辿れば、文字も絵も混じり合っていたわけですし。今も、本が本になる手前、美術が美術になる手前では、名付け得ないものが湧き出ようとしているのだと思います。表出する際、別経路を辿るにせよ。では、一番奥深いところまで潜ったら、何があらわれるのか。
 わたしは主に「エディトリアル」と呼ばれる領域の周辺でデザインの仕事をしてきたのですが、ある時期から急激に描く行為へと身体が向かい始めました。自分の中の「描く」部分はデザインに吸収されたものと考えていたため、しばらく我事ながら戸惑っていたものの、今や箍は外れて描くことがやまなくなっています。
 大きな変化が起こったのは震災前の2010年から2011年にかけて、それまで意識したことのなかったある場所の気配に身体が反応した時でした。それ以来その都度の気配に導かれ、2014年以降「完成を想定しない」絵を描き続けています。今は自分を「ただ描いているだけの状態」にしてみているのです。
 気配は向こうからやってきたもので、主題のように選んだのではありません。主題云々は思考の発明品です。描くことは物心つく前からの、思考に先立つ行為なので、動き出した限り好きにやらせるしかないだろうと。文章を書いている自分と絵を描いている自分がアイデンティファイされていないため、こんな書き方になってしまうのですが。
 2階の木炭画は、今回持ち込めなかった部分も合わせ、175枚の板が連なったものとしてできていて、絵巻物のようなものでもあり、刊行が続く一連の書物のようなものでもあります。紙面をデザインすることから始まり、壁画の制作を通過し、そこからまた本のように連続する存在へ、と循環しているようにも感じます。
 3階の絵は太田市を訪れるようになってから描き始めたものです。気配のいくらかを絵の中に持ち込めたと一瞬は感じられても、完成することはないに違いありません。掴もうとしても掴めない。追っても追っても追いつかない。どこまで行っても完結することがない。そういうものとして、まだまだ先へ先へと続いていくことになります。(佐藤直樹) 

展示構成

1.映像+絵画作品(展⽰室1)
 本展は、佐藤直樹の「回顧展」ではありません。したがって、これまでの佐藤の仕事を網羅的に展示するものではありません。佐藤は、2010年前後を境に、デザインから絵画の制作へとその重心を移しましたが、それはどういった理由によるものだったのか? そして、その変化は現在の佐藤になにをもたらしたのか? つまり、佐藤直樹になにが起こっている(起こった)のか? ひとりの作家におけるこの特異な変化を検証すべく、本展は展示作品の構成を行っています。
 まず、展示室1では、展覧会全体の導入として、佐藤のエディトリアルデザイン(1989-2014)と、木炭壁画《その後の「そこで生えている。」》(2014-2019)制作中の佐藤を映した映像を、2点のモニターで展示し、ひとりの作家からデザインと絵画が生み出される様をご覧いただきます。さらに会場を進むと展示されているのが、佐藤が現在精力的に描いている植物を中心としたモノクロームの木炭壁画「そこで生えている。」(2013年-2019年)制作前後の絵画作品です。
 佐藤は、「完成を想定しない」絵画の制作を、本の紙面のような連続性に例えています。紙面(デザイン)と壁画(絵画)という異なる表現の、佐藤直樹の中での「循環性」にご注目ください。

 

佐藤直樹《はじめの「そこで生えている。」》2013年(「TRANS ARTS TOKYO 2013」会場風景、東京電機大学旧校舎、2013年)364×955.5cm、作家蔵

佐藤直樹《植物立像》2017(「佐藤直樹個展『秘境の東京、そこで生えている』会場風景、アーツ千代田3331、2017年」)、243×122cm1点)、作家蔵[本展では、2019年に制作された本シリーズの新作5点を展示予定]

2.エディトリアルデザイン(スロープ) 
 佐藤直樹がDTPでアートディレクションを手がけた代表的な雑誌である『WIRED』日本版(1995-1997)をはじめとして、その前史的なデザイン、およびそれ以降の雑誌・書籍等計約240件の紙面を、当館1階展示室から2階展示室の間のスロープ壁面に展示します。
 佐藤は数多くの雑誌・書籍等のアートディレクション/デザインを手がけていますが、本展でご紹介するのは、そのうち、佐藤がとりわけその企画自体に深く関わっているものに限定しました。それにより、佐藤が1990年代から2010年代という、雑誌・書籍のあり方はもちろんのこと社会が大きく移り変わる時代の中で、何に関心をいただき、どのようなアクションを行ってきたのかがあぶり出されます。
 そのような社会への強い関心こそが、佐藤をエディトリアルデザインから木炭壁画の制作へと移行させたものでした。 

 エディトリアルデザイン(1989-2014)の展示イメージ。本展では、1階展示室から2階展示室の間にあるスロープ壁面(約20メートル)に、 これまでに手がけた約240件の雑誌・書籍等の仕事を紹介。これらはほんの一部であるため、展示できなかった前後のページも見ることができるよう、各種紙面を編集した映像も合わせて展示する。

3.絵画作品(展示室2、3)
 佐藤直樹が2013年の「TRANS ARTS TOKYO 2013」(TAT2013)ではじめて制作した木炭壁画《はじめの「そこで生えている。」》(2013年)[本展では展示室1に展示]は、TAT2013終了後、《その後の「そこで生えている。」》として制作が続けられました。そして、2017年4月、アーツ千代田 3331にて開催された個展「秘境の東京、そこで生えている」ではじめて大々的に発表された同作は、既に全長100メートル近くに達しており、大きな話題になります。その理由は、アートディレクター/デザイナーである佐藤が絵画を制作したという「転身」によるものではなく、まるで途切れることなく延々と続いていくかのような、植物を主としたモノクロームの絵画の圧倒的なスケールによるものでしょう。
 本展では、個展以後も制作が続けられ、いまや全長160メートルに達した同作の、アーツ千代田 3331発表以降に描かれた作品群を2階から3階の展示室にて展観します。フロアを連続して展示される作品の最新作は、佐藤が群馬県太田市に足を運びながら制作された部分も含まれます。この「完成を想定しない」絵は、これからも佐藤によってさらに続きが描かれるのでしょうか? 各フロアを回遊するようにして、壮大な作品世界をご覧ください。

 

                

佐藤直樹《その後の「そこで生えている。」》2014-2019年(「佐藤直樹個展『秘境の東京、そこで生えている』会場風景、アーツ千代田3331、2017年」)
182.5×1601.1cm、作家蔵[いずれの写真も部分/本展では、2017年以降制作された本作の続きを展示予定]

関連イベント(館内)

[1]鼎談:〈アートとデザインの間〉から考える (終了しました)

出演:佐藤直樹(出品作家)、室賀清徳(編集者)、小金沢智(本展担当学芸員)

佐藤直樹 (さとう・なおき)1961年東京都生まれ。北海道教育大学卒業後、信州大学で教育社会学・言語社会学を学ぶ。美学校菊畑茂久馬絵画教場修了。1994年、『WIRED』日本版創刊にあたりアートディレクターに就任。1998年、アジール・デザイン(現アジール)設立。2010年、アートセンター「アーツ千代田 3331」の立ち上げに参画。2012年からスタートしたアートプロジェクト「TRANS ARTS TOKYO(TAT)」を機に絵画制作へと重心を移し、「大館・北秋田芸術祭2014」などにも参加。札幌国際芸術祭2017バンドメンバー(デザインプロジェクト担当)。3331デザインディレクター。美学校「絵と美と画と術」「描く日々」講師。多摩美術大学教授。
室賀清徳 (むろが・きよのり)編集者。1975年新潟県生まれ。東京大学文学部美学芸術学専修課程卒業。前「アイデア」編集長。グラフィックデザインやタイポグラフィをテーマに書籍、雑誌の編集活動を続ける。また、同テーマについての評論、教育、講演、キュレーションも行っている。 
小金沢智 (こがねざわ・さとし)太田市美術館・図書館学芸員。1982年群馬県生まれ。明治学院大学大学院文学研究科芸術学専攻博士前期課程修了。専門は日本の近現代美術史。世田谷美術館を経て現職。開館記念展「未来への狼火」ほか、当館の企画展を担当。

日時:2019629日(土)午後2時~330分(130分開場)
会場:当館3階 視聴覚ホール
定員:80

【応募方法】
太田市美術館・図書館イベント募集アドレスevent_museum@artmuseumlibraryota.jpへのメールにて受付します。
タイトルに「6月29日鼎談申込み」、本文に下記の事項を記入して送信ください。
※1通につき2名まで。2名様の場合は、お二人のお名前をご記載ください。

記載内容:①参加者氏名 ②電話番号 ③メールアドレス

応募期間:2019年5月18日(土)午前10時~(定員に達し次第募集を終了します)
     事前申込で定員に達しなかった場合は、申込がなくても当日ご参加いただけます。

下記、お申込フォームからもお申込いただけます。

6月29日鼎談申込みフォーム


[2]鼎談:佐藤直樹になにが起こったか(終了しました)

出演:佐藤直樹(出品作家)、伊藤ガビン(編集者)、椹木野衣(美術批評家)

佐藤直樹 (さとう・なおき)1961年東京都生まれ。北海道教育大学卒業後、信州大学で教育社会学・言語社会学を学ぶ。美学校菊畑茂久馬絵画教場修了。1994年、『WIRED』日本版創刊にあたりアートディレクターに就任。1998年、アジール・デザイン(現アジール)設立。2010年、アートセンター「アーツ千代田 3331」の立ち上げに参画。2012年からスタートしたアートプロジェクト「TRANS ARTS TOKYO(TAT)」を機に絵画制作へと重心を移し、「大館・北秋田芸術祭2014」などにも参加。札幌国際芸術祭2017バンドメンバー(デザインプロジェクト担当)。3331デザインディレクター。美学校「絵と美と画と術」「描く日々」講師。多摩美術大学教授。
伊藤ガビン (いとう・がびん)編集者・ゲームクリエイター。1963年生まれ。「編集」という切り口で、紙媒体、ゲーム、映像、WEB、現代美術作品まで、多彩なディレクションを行う。椹木野衣キュレーションによる「アノーマリー展」(1992年、レントゲン藝術研究所)、津田大介芸術監督による「あいちトリエンナーレ2019 情の時代」(2019年)参加。現在、女子美術大学教授、デザインユニット「NNNNY」メンバー、マンガの読みものサイト「マンバ通信」編集長、映像にフォーカスしたメディア「NEWREEL」編集長。
椹木野衣 (さわらぎ・のい)美術批評家。1962年生まれ。高校までの18年間を山に囲まれた郷里の秩父で過ごす。その後、京都の同志社大学で哲学を修めたのち、東京で批評活動を始める。主な著作に『増補シミュレーショニズム』(ちくま学芸文庫)、『日本・現代・美術』(新潮社)、『反アート入門』、『アウトサイダー・アート入門』(以上、幻冬舎)、『戦争と万博』、『後美術論』(第25回吉田秀和賞)、『震美術論』(平成29年度芸術選奨文部科学大臣賞、いずれも美術出版社)など。現在、多摩美術大学美術学部教授、同大学附置芸術人類学研究所所員。

日時:201976日(土)午後2時~330分(130分開場)
会場:当館3階 視聴覚ホール
定員:80

【応募方法】
太田市美術館・図書館イベント募集アドレスevent_museum@artmuseumlibraryota.jpへのメールにて受付します。
タイトルに「7月6日鼎談申込み」、本文に下記の事項を記入して送信ください。
※1通につき2名まで。2名様の場合は、お二人のお名前をご記載ください。

記載内容:①参加者氏名 ②電話番号 ③メールアドレス

応募期間:2019年5月18日(土)午前10時~(定員に達し次第募集を終了します)
     事前申込で定員に達しなかった場合は、申込がなくても当日ご参加いただけます。

下記、お申込フォームからもお申込いただけます。

7月6日鼎談申込みフォーム


[3]対談:絵は描けないものだから心配するな(終了しました)

出演:佐藤直樹(出品作家)、管啓次郎(詩人、比較文学者)

佐藤直樹 (さとう・なおき)1961年東京都生まれ。北海道教育大学卒業後、信州大学で教育社会学・言語社会学を学ぶ。美学校菊畑茂久馬絵画教場修了。1994年、『WIRED』日本版創刊にあたりアートディレクターに就任。1998年、アジール・デザイン(現アジール)設立。2010年、アートセンター「アーツ千代田 3331」の立ち上げに参画。2012年からスタートしたアートプロジェクト「TRANS ARTS TOKYO(TAT)」を機に絵画制作へと重心を移し、「大館・北秋田芸術祭2014」などにも参加。札幌国際芸術祭2017バンドメンバー(デザインプロジェクト担当)。3331デザインディレクター。美学校「絵と美と画と術」「描く日々」講師。多摩美術大学教授。
管啓次郎 (すが・けいじろう)1958年生まれ。詩人、明治大学理工学部教授(批評理論)。デビュー作『コロンブスの犬』(1989年)以来、現代文学・思想・芸術の諸ジャンルにわたる批評文とともに、地形・気象・旅による意識の変容を主題とする紀行文を数多く執筆してきた。『斜線の旅』(2009年)により読売文学賞受賞。2010年の第一詩集『Agend’Ars』以後、2017年の『数と夕方』まで5冊の詩集を発表。世界各地の詩祭や大学での招待朗読多数。昨年発表の英語詩集Transit Blues は、すでにスペイン語訳も出版されている (2019年)。現在、日本語の新詩集『狂狗集』と『犬探し/犬のパピルス』を準備中。グリッサン『<関係>の詩学』、サン=テグジュペリ『星の王子さま』、アジェンデ『パウラ』、ベンダー『私自身の見えない徴』など、フランス語、スペイン語、英語からの翻訳も多い。

日時:201984日(日)午後2時~330分(130分開場)
会場:当館3階 視聴覚ホール
定員:80

【応募方法】
太田市美術館・図書館イベント募集アドレスevent_museum@artmuseumlibraryota.jpへのメールにて受付します。
タイトルに「8月4日対談申込み」、本文に下記の事項を記入して送信ください。
※1通につき2名まで。2名様の場合は、お二人のお名前をご記載ください。

記載内容:①参加者氏名 ②電話番号 ③メールアドレス

応募期間:2019年5月18日(土)午前10時~(定員に達し次第募集を終了します)
     事前申込で定員に達しなかった場合は、申込がなくても当日ご参加いただけます

下記、お申込フォームからもお申込いただけます。

8月4日対談申込みフォーム

 

[4]クロージングトーク(終了しました)

出演:佐藤直樹(出品作家)
日時:20191019日(土)午後330分~430
会場:展覧会場
定員:なし

[5]ギャラリートーク(終了しました)

講師:担当学芸員
日時:2019713日(土)、810日(土)、914日(土)、1012日(土)午後2時~3時 *10月12日(土)は台風19号の影響を考慮し、中止いたします
会場:展覧会場
定員:なし

[6]子ども鑑賞ツアー(終了しました)

講師:担当学芸員
日時:2019年7月7日(日)、8月4日(日)、9月1日(日)、10月6日(日)午後3時15分~3時45分
会場:展覧会場
対象:小中学生(保護者同伴可)
   なおこの日は、「おおた家庭の日」(毎月第1日曜日)のため、中学生以下の子ども同伴のご家族は無料でご鑑賞いただけます。
定員:なし

いずれも参加費は無料です(ただし[4]5][6]は会場が展示室のため、当日の観覧券が必要です)。

[1][2][3]は、5月18日(土)10時より、上記記載のメールアドレスか、申込みフォームから、お申込を受け付けます。

また、太田市美術館・図書館だけではなく、都内書店等でのイベントも実施予定です。こちらも決まり次第、当HPでお知らせさせていただきます。

関連イベント(館外)

[1]対談:本とアートが交差する場所(終了しました)

出演:佐藤直樹(出品作家)、小崎哲哉(編集者)
聞き手:菅付雅信(編集者)

佐藤直樹 (さとう・なおき)1961年東京都生まれ。北海道教育大学卒業後、信州大学で教育社会学・言語社会学を学ぶ。美学校菊畑茂久馬絵画教場修了。1994年、『WIRED』日本版創刊にあたりアートディレクターに就任。1998年、アジール・デザイン(現アジール)設立。2010年、アートセンター「アーツ千代田 3331」の立ち上げに参画。2012年からスタートしたアートプロジェクト「TRANS ARTS TOKYO(TAT)」を機に絵画制作へと重心を移し、「大館・北秋田芸術祭2014」などにも参加。札幌国際芸術祭2017バンドメンバー(デザインプロジェクト担当)。3331デザインディレクター。美学校「絵と美と画と術」「描く日々」講師。多摩美術大学教授。
小崎哲哉 (おざき・てつや)1955年、東京生まれ。ウェブマガジン『REALKYOTO』発行人兼編集長。京都造形芸術大学大学院学術研究センター客員研究員。同大学舞台芸術研究センター主任研究員。2002年、20世紀に人類が犯した愚行を集めた写真集『百年の愚行』を企画編集し、03年には和英バイリンガルの現代アート雑誌『ART iT』を創刊。2005年、愛知万国博覧会テーマ普及誌『くくのち』のエディトリアルディレクターを務める。13年にはあいちトリエンナーレ2013のパフォーミングアーツ統括プロデューサーを担当し、14年に『続・百年の愚行』を執筆・編集した。18年3月に『現代アートとは何か』を河出書房新社より刊行。
菅付雅信 (すがつけ・まさのぶ)編集者/株式会社グーテンベルクオーケストラ代表取締役。1964年生。法政大学経済学部中退。角川書店『月刊カドカワ』、ロッキングオン『カット』、UPU『エスクァイア日本版』編集部を経て独立。『コンポジット』『インビテーション』『エココロ』の編集長を務め、出版物の編集から、内外のクライアントのプランニングやコンサルティングを手掛ける。著書に『はじめての編集』『物欲なき世界』、対談集『これからの教養』等がある。またアートブック出版社ユナイテッドヴァガボンズの代表も務める。『コマーシャル・フォト』『WIRED JAPAN』WEBで連載中。下北沢B&Bで「編集スパルタ塾」を主宰。NYADC銀賞受賞。

日時:2019年9月1日(日)午後2時~3時30分(開場:13時30分)
会場:青山ブックセンター 本店 大教室(〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山ガーデンフロア  B2F/http://www.aoyamabc.jp/store/honten/
定員:110名
参加費:1500円

【応募方法】
青山ブックセンターさまのHPからお申し込みください。
http://www.aoyamabc.jp/event/book-art/

[2]対談:エディトリアルの20世紀と21世紀(終了しました)

出演:佐藤直樹(出品作家)、菅付雅信(編集者)

佐藤直樹 (さとう・なおき)1961年東京都生まれ。北海道教育大学卒業後、信州大学で教育社会学・言語社会学を学ぶ。美学校菊畑茂久馬絵画教場修了。1994年、『WIRED』日本版創刊にあたりアートディレクターに就任。1998年、アジール・デザイン(現アジール)設立。2010年、アートセンター「アーツ千代田 3331」の立ち上げに参画。2012年からスタートしたアートプロジェクト「TRANS ARTS TOKYO(TAT)」を機に絵画制作へと重心を移し、「大館・北秋田芸術祭2014」などにも参加。札幌国際芸術祭2017バンドメンバー(デザインプロジェクト担当)。3331デザインディレクター。美学校「絵と美と画と術」「描く日々」講師。多摩美術大学教授。
菅付雅信 (すがつけ・まさのぶ)編集者/株式会社グーテンベルクオーケストラ代表取締役。1964年生。法政大学経済学部中退。角川書店『月刊カドカワ』、ロッキングオン『カット』、UPU『エスクァイア日本版』編集部を経て独立。『コンポジット』『インビテーション』『エココロ』の編集長を務め、出版物の編集から、内外のクライアントのプランニングやコンサルティングを手掛ける。著書に『はじめての編集』『物欲なき世界』、対談集『これからの教養』等がある。またアートブック出版社ユナイテッドヴァガボンズの代表も務める。『コマーシャル・フォト』『WIRED JAPAN』WEBで連載中。下北沢B&Bで「編集スパルタ塾」を主宰。NYADC銀賞受賞。

日時:2019年9月9日(月)午後7時30分~9時頃終了予定
会場:本屋 Title 1階特設スペース(〒167-0034 東京都杉並区桃井1-5-2/https://www.title-books.com/
定員:25名
参加費:1000円+ドリンク代500円

【応募方法】
本屋 TitleさまのHPからお申し込みください。
https://www.title-books.com/event/6585

 

[3]対談:それぞれの創作のはじまり(終了しました)

出演:佐藤直樹(出品作家)、原田マハ(小説家)
聞き手:菅付雅信(編集者)

佐藤直樹 (さとう・なおき)1961年東京都生まれ。北海道教育大学卒業後、信州大学で教育社会学・言語社会学を学ぶ。美学校菊畑茂久馬絵画教場修了。1994年、『WIRED』日本版創刊にあたりアートディレクターに就任。1998年、アジール・デザイン(現アジール)設立。2010年、アートセンター「アーツ千代田 3331」の立ち上げに参画。2012年からスタートしたアートプロジェクト「TRANS ARTS TOKYO(TAT)」を機に絵画制作へと重心を移し、「大館・北秋田芸術祭2014」などにも参加。札幌国際芸術祭2017バンドメンバー(デザインプロジェクト担当)。3331デザインディレクター。美学校「絵と美と画と術」「描く日々」講師。多摩美術大学教授。
原田マハ (はらだ・まは)1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、ニューヨーク近代美術館への派遣を経て独立、フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2006年『カフーを待ちわびて』で日本ラブストーリー大賞を受賞し、作家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で山本周五郎賞受賞。17年『リーチ先生』で新田次郎文学賞受賞。著書に『本日は、お日柄もよく』『ジヴェルニーの食卓』『暗幕のゲルニカ』『サロメ』『たゆたえども沈まず』『常設展示室』など多数。
菅付雅信 (すがつけ・まさのぶ)編集者/株式会社グーテンベルクオーケストラ代表取締役。1964年生。法政大学経済学部中退。角川書店『月刊カドカワ』、ロッキングオン『カット』、UPU『エスクァイア日本版』編集部を経て独立。『コンポジット』『インビテーション』『エココロ』の編集長を務め、出版物の編集から、内外のクライアントのプランニングやコンサルティングを手掛ける。著書に『はじめての編集』『物欲なき世界』、対談集『これからの教養』等がある。またアートブック出版社ユナイテッドヴァガボンズの代表も務める。『コマーシャル・フォト』『WIRED JAPAN』WEBで連載中。下北沢B&Bで「編集スパルタ塾」を主宰。NYADC銀賞受賞。

日時:2019年9月13日(金)午後7時30分~9時
会場:銀座 蔦屋書店 BOOK EVENT SPACE(〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目10−1 GINZA SIX 6F/https://store.tsite.jp/ginza/access/
定員:60名
参加費:
・書籍付き(『佐藤直樹 紙面・壁画・循環―同じ場所から生まれる本と美術の話』:2,592円/税込)イベント参加券3,500:円/税込
・イベント参加券:1,500円/税込

【応募方法】
銀座 蔦屋書店さまのHPからお申し込みください。
https://store.tsite.jp/ginza/event/art/8846-1047300809.html

カタログ

内容詳細および購入方法は、下記をご覧ください。

カタログ発売のお知らせ

ページの先頭へ移動