なむはむだはむ展『かいき!はいせつとし』
2023年2月18日(土)~2023年5月7日(日)
「子供たちのアイデアを大人たち(プロのアーティスト)がなんとか作品にする」
『なむはむだはむ』の実践が太田市美術館・図書館に衝突する!
インフォメーション
名称:なむはむだはむ展『かいき!はいせつとし』
会場:太田市美術館・図書館
会期: 2023年2月18日(土)~5月7日(日)
開催時間:午前10時~午後6時(展示室への入場は午後5時30分まで)
休館日:月曜日、2月28日、3月28日、4月25日
観覧料:500(400)円
※( )内は20名以上の団体及び太田市美術館・図書館カード、ふらっと両毛 東武フリーパスをお持ちの方。高校生以下および65歳以上、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方とその付添人1人は無料。おおた家庭の日(第1日曜日)は中学生以下の子ども同伴の家族無料。
主催:太田市、一般財団法人太田市文化スポーツ振興財団
特別協力:株式会社WARE
助成:公益財団法人 野村財団
後援:太田市教育委員会、太田商工会議所、群馬テレビ、エフエム太郎、株式会社 エフエム群馬、上毛新聞社、読売新聞前橋支局、毎日新聞前橋支局、産経新聞前橋支局、東京新聞前橋支局、朝日新聞社前橋総局
アーティストによるコメント動画
展覧会概要
作家・演出家・俳優の岩井秀人、俳優・ダンサーの森山未來、シンガーソングライターの前野健太の3名によるプロジェクト『なむはむだはむ』。本プロジェクトは、「子供たちのアイデアを大人たち(プロのアーティスト)がなんとか作品にする」というコンセプトで2017年に始まり、舞台を様々に変えて実践を重ねてきました。彼らは、子どもたちと共にワークショップを実施し、そこで生まれたアイデア(物語)を見つめ、解釈し、身体表現、音楽表現を伴う舞台作品や映像作品等としてアウトプットしています。
効率的で、秩序に制御された忙しないこの社会で、子どもたちが想像する世界。物語として彼ら彼女らが映し出すこの世界の一断片を、アーティストが多方面から手探りでアプローチし、核は残したままこねくりまわしてかたちにします。本展では、美術家・彫刻家の金氏徹平も加わり、初めて展覧会としてクリエーションを展開させます。人々、言葉、イメージが絡まり合う当館と、『なむはむだはむ』の実践が衝突することでしょう。子どもと大人の表現が真正面からぶつかり合う本展を、どうぞご体験ください。
※ 「なむはむだはむ」は、ワークショップ中に子どもたちが生み出した、死者を弔うための言葉です。
なむはむだはむHP:https://namhamdaham.com/
学芸員による展覧会解説文:
本展は、ご来場の皆様お一人お一人が展示を自由に解釈いただくために、極力解説文を設置しておりませんが、主催者として、どのような意図で本展を開催しているのかを示すため、学芸員による展覧会解説文「実験場(ワークショップ)としての展覧会ーー担当学芸員による、なむはむだはむ展『かいき!はいせつとし』の一解釈」を公開いたします。ご覧いただけましたら幸いです。
実験場(ワークショップ)としての展覧会ーー担当学芸員による、なむはむだはむ展『かいき!はいせつとし』の一解釈
参加作家
撮影:平岩 享
■岩井 秀人(いわい・ひでと)
1974年、東京都生まれ。作家・演出家・俳優。
2003年に劇団ハイバイを結成。2012年 NHK BSドラマ『生むと生まれるそれからのこと』で第30回向田邦子賞、2013年 舞台『ある女』で第57回岸田國士戯曲賞受賞。近年は、フランス・ジュヌビリエ国立劇場『ワレワレのモロモロ ジュヌビリエ編』構成・演出、音楽劇『世界は一人』の作・演出のほか、『いきなり本読み!』などプロデュース企画も積極的におこなっている。俳優としては、舞台『キレイ-神様と待ち合わせした女-』、舞台『阿修羅のごとく』など。待機作に、2023年3月、パルコ・プロデュースのミュージカル「おとこたち」作・演出を控える。
本プロジェクトの発起人。
岩井秀人HP:https://ware.mobi/members/iwaihideto/
撮影:平岩 享
■森山 未來(もりやま・みらい)
1984年、兵庫県生まれ。5歳から様々なジャンルのダンスを学び、15歳で本格的に舞台デビュー。2013年には文化庁文化交流使として、イスラエルに1年間滞在、Inbal Pinto&Avshalom Pollak Dance Companyを拠点にヨーロッパ諸国にて活動。「関係値から立ち上がる身体的表現」を求めて、領域横断的に国内外で活動を展開している。俳優として、これまでに日本の映画賞を多数受賞。ダンサーとして、第10回日本ダンスフォーラム賞受賞。監督作として、ショートフィルム「Delivery Health」「in-side-out」などを手がける。2021年3月11日には京都・清水寺でのパフォーマンス「Re:Incarnation」の総合演出を務め、東京2020オリンピック開会式では鎮魂の舞を踊った。2022年4月より神戸市にArtist in Residence KOBE(AiRK)を設立し、運営に携わる。ポスト舞踏派。
森山未來HP:https://www.miraimoriyama.com/
撮影:平岩 享
■前野 健太(まえの・けんた)
1979年、埼玉県生まれ。シンガーソングライター、俳優、エッセイスト、ラジオパーソナリティなど多方面で活躍。2007年『ロマンスカー』にてCDデビュー後、7枚のオリジナルアルバムを発表。主演映画に『ライブテープ』『変態だ』。2011年、第14回みうらじゅん賞を受賞。2017年、エッセイ集『百年後』を刊行。太田市美術館・図書館開館記念展「未来への狼火」に作品「金山の物見台から」(詩)、「滑走路」(歌)ほかを出品。2022年4月最新アルバム『ワイチャイ』をリリースし、キャバレー、ストリップ劇場、教会、能舞台など、全国の様々な場所で歌う弾き語りツアーを敢行中。
前野健太HP:https://maenokenta.com/
撮影:平岩 享
■金氏 徹平(かねうじ・てっぺい)
1978年、京都府生まれ。美術家・彫刻家。2003年、京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。日常にある既製品などの事物を素材に、コラージュ的手法によりモノと人、モノとモノなどの関係性を問うような作品を手掛ける。
2009年「金氏徹平展: 溶け出す都市、空白の森」(横浜美術館)、2016年「金氏徹平のメルカトル・メンブレン」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)をはじめ国内外で個展を多数開催。また、演劇作家・小説家の岡田利規が主宰する演劇カンパニー「チェルフィッチュ」や小説家の村田沙耶香など、他分野とのコラボレーションも多い。
2015年 第33回京都府文化賞奨励賞、2018年 第29回タカシマヤ文化基金を受賞。現在、京都市立芸術大学美術学部彫刻科准教授。
金氏徹平HP:https://teppeikaneuji.site/
グラフィックデザイン
撮影:UTA
■AFFORDANCE 代表:平野 篤史(ひらの・あつし)
1978年、神奈川県生まれ。グラフィック・デザイナー。2003年、多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科卒業。株式会社ドラフトを経て、2016年8月デザインスタジオ「AFFORDANCE」を設立。自身の表現としての作品も制作・発表している。現在、多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科准教授。 主な受賞歴:TDC賞、JAGDA新人賞、経済産業大臣賞、SDA賞、CSデザイン賞など。AFFORDANCE inc.は、現在、デザイナーとして萱沼大喜、赤間冴江子がいる。街づくりに関わるデザイン、サインデザイン、空間デザイン、企業ブランディング、CI、VI計画、プロダクトデザイン、パッケージデザイン、ウェブデザイン、エディトリアルデザイン、モーショングラフィック、オリジナルフォントデザインなど、デジタルからアナログまで表現を問わず、スタディから生まれる、ユーモアや偶然性までも包括する奥行きのあるデザインを展開、活動をしている。
AFFORDANCE HP:https://affordance.tokyo/
関連イベント
1.太田deなむはむだはむ ※終了しました
太田の子どもたちがうみだした物語をもとに、なむはむだはむ+金氏徹平がクリエーションとパフォーマンス上演をおこないます。
日程:4月22日(土)、23日(日)
◯4月22日(土)13:00〜18:00(予定) クリエーション(申し込み不要、参加費無料)
場所
美術館・図書館 北側芝生広場および視聴覚ホール
内容
パフォーマンスの創作をおこないます。その様子を芝生広場および視聴覚ホールに面した3階テラス、もしくはライブ配信にて覗き見できます。
なお、休憩時間等のため、常時ご覧いただけるとは限りません。クリエーションの現場に遭遇できるかも、という心持ちでお越しいただけると有り難いです。
※情報が一部変更となっております。
【参加方法】
①現地で見る
創作の様子を芝生広場、または、3階テラスからガラス越しに見ることができます。視聴覚ホールの場合は中の音声をスピーカーからお聞きいただけます。
※注意事項
・雨天の場合は②のライブ配信のみとなります。
・当日は、芝生広場、3階テラスに直接お越しください。どちらの場所で実施しているかは、総合カウンターでお知らせいたしま
す。
・現場が混雑した場合には、観覧を制限させていただく場合があります。
・写真、動画の撮影は固くお断りいたします。
・屋外になりますので、天候に合わせた服装でお越しください。
・テラスから芝生広場のクリエーションをご覧いただくことはできません。
・館内でご飲食いただける場所は、テラスおよび1階カフェ「Coffee&Things Oh!」のみとなります。
・館内にゴミ箱はありません。ゴミはお持ち帰りください。
②ライブ配信で見る
以下のURLから配信をおこないます。開始時間の13:00になりましたら、アクセスしてご覧ください。
https://www.youtube.com/live/FNnfZTUCynE?feature=share
◯4月23日(日) 15:00〜 パフォーマンス上演 (要申込、参加料あり)
前日に創作をおこなったパフォーマンスの上演をおこないます。終了後にアフタートークをおこないます。
パフォーマンス、アフタートーク合わせて1時間程度を予定しております。
(当日の進行によっては、若干前後することがございます。時間に余裕を持ってご予定下さい)
出 演:なむはむだはむ 岩井秀人、森山未來、前野健太
金氏徹平
種石幸也(音楽)
会 場:未定(視聴覚ホールに集合)
定 員:50名(1組4名まで)
※定員を超えた場合には抽選とさせていただきます。
抽選結果は4月7日(金)までにお知らせいたします。
※当日の混雑を避けるために、事前に整理番号をお知らせします。
対 象:どなたでも
参 加 費:一般1500円
高校生以下500円 未就学児は無料
65歳以上1000円
※当日のお支払いをお願いいたします
そ の 他:屋外での上演になる可能性があります。天候に合った服装でお越しください。
23日の上演では配信の予定はございません。
状況によって、急遽実施を見合わせる場合があります。
【申込方法】
3月15日(水)午前10時より下記の申込みフォームからお送りください。
※申し込み締め切り:4月4日(火)18:00
申し込みフォームはこちら(3月15日10:00から)※受付は終了しました
※お申し込みされた方は、当館から確認のメールが送信されます。
「event_museum@artmuseumlibraryota.jp」が受信できるよう設定をお願いします。
写真:平岩 享
2.関連映像上映【要申込】※終了しました
これまで『なむはむだはむ』が発表してきた作品を上映します。
日時:以下「上映スケジュール」の通り
会場:当館視聴覚ホール
対象・定員:どなたでも、各回50名(1組4名まで) ※事前予約が必要です。
参加料:無料
申込:申込フォームからお申込ください。
2月1日(水)10:00から先着受付とし、定員に達し次第締め切りとさせていただきます。
一度の申込で複数作品の申し込みも可能です。
●上映スケジュール
上映作品:各日以下の3本上映
A:午後12時~『なむはむ!ドキュメント~俺としらすと江ノ電と~』(2021年、53分)
B:午後1時~『なむはむ!ドキュメント~俺と松戸といぬのゆめ~』(2021年、56分)
C:午後2時10分~3時45分頃『なむはむだはむLIVE!』(渋谷WWW、2021年、1時間35分)
1:2月19日(日) ①A/②B/③C
2:3月4日(土) ④A/⑤B/⑥C
3:3月11日(土) ⑦A/⑧B/⑨C
4:4月16日(日) ⑩A/⑪B/⑫C
申し込みフォームはこちら(2月1日10:00から)※受付は終了しました
※お申し込みされた方は、当館から確認のメールが送信されます。「event_museum@artmuseumlibraryota.jp」が受信できるよう設定をお願いします
3.子ども鑑賞ツアー【申込不要】※終了しました
担当学芸員と一緒にお話しをしながら展覧会を楽しみます。
日時:4月8日(土) 午後2時〜(30分程度)
会場:展覧会場
対象・定員:小学生、10名
参加料:無料
申込:不要。当日午後2時までに直接受付カウンターへお越しください。(先着順)
4.担当学芸員によるギャラリートーク【申込不要】
担当学芸員が本展について解説します。
日時:4月30日(日) 午後2時〜(30分程度)
会場:展覧会場
対象・定員:どなたでも・10名
参加料:無料(要観覧券)
申込:不要。当日午後2時までに直接受付カウンターへお越しください。(先着順)
会期中、展覧会パンフレットも発売予定です。販売時期や内容が確定しましたら、当館HP等でお知らせします。
社会状況によって、変更または中止になる場合もございます。
展覧会制作クレジット
なむはむだはむ 岩井秀人、森山未來、前野健太
金氏徹平
音楽 種石幸也
グラフィック 平野篤史、萱沼大喜、赤間冴江子(AFFORDANCE inc.)
映像 ムーチョ村松、手代木 梓、込山璃久、吉田りえ
映像協力 トーキョースタイル
学者カイセツ協力 菊地 暁
ネオン Waku
作品制作協力 神戸市立六甲山牧場、西村組
ヘアメイク 須賀元子
アシスタント 有田桃子
衣裳 藤谷香子
衣裳協力 Phablic×Kazui
写真(作品) 平岩 享
アシスタント 藤田亜弓
写真(記録) 吉江 淳
映像提供協力 日本映画放送株式会社、尾野慎太郎
パンフレット編集 九龍ジョー
パンフレット協力 野田秀樹、広瀬友紀
コーディネート 宮内奈緒、新開麻子
翻訳 宮内奈緒
助成 公益財団 野村財団
協力 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場
特別協力 株式会社WARE
会場施工・展示 株式会社セントエルモ
カッティングシート 株式会社中川ケミカル(協賛)
外壁施工足場設置 株式会社匠組(協賛)
ネオン設置 イズミ電機工業株式会社
作品素材協力 株式会社エーアイラボオオタ
企画制作 太田市美術館・図書館(担当:矢ヶ﨑結花)