太田市美術館・図書館 ART MUSEUM & LIBRARY, OTA
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津田 直+原 摩利彦 トライノアシオト―海の波は石となり、丘に眠るNao Tsuda + Marihiko Hara ExhibitionTORAINOASHIOTO: Waves turned into rocks and came to a rest at mounds

2022年8月27日(土)~2022年10月30日(日)

写真家・津田 直と音楽家・原 摩利彦が、群馬に現存する古墳を中心にフィールドワークし、
共作で生み出したインスタレーション作品を展示します。

インフォメーション

名称:津田 直+原 摩利彦 トライノアシオト―海の波は石となり、丘に眠る
会場:太田市美術館・図書館
会期: 2022年8月27日(土)~10月30日(日)
開催時間:午前10時~午後6時(展示室の最終入場は午後5時30分まで)
休館日:月曜日(9月19日、10月10日は祝日のため開館し、翌日火曜日休館)、8月30日、9月27日、10月25日
観覧料:500(400)円
※( )内は20名以上の団体及び太田市美術館・図書館カード、ふらっと両毛 東武フリーパスをお持ちの方。高校生以下および65歳以上、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳の交付者及びその付添人1人は無料。おおた家庭の日(第1日曜日)は中学生以下の子ども同伴の家族無料。

主催:太田市、一般財団法人太田市文化スポーツ振興財団
協力:文化庁、群馬県、群馬県立歴史博物館、藤岡市文化財保護課、太田市教育委員会、金井馬牧場、木曽馬の里、amanaTIGP、有限会社スタジオアクア、おおうちおさむ、髙橋弘康、須山悠里
助成:公益財団法人 花王芸術・科学財団、公益財団法人 野村財団
協賛:株式会社イースタンサウンドファクトリー、株式会社ジーベックス、FLAT LABO、株式会社静科
後援:太田商工会議所、群馬テレビ、エフエム太郎、株式会社 エフエム群馬、上毛新聞社、読売新聞前橋支局、毎日新聞前橋支局、産経新聞前橋支局、東京新聞前橋支局、朝日新聞社前橋総局

 

展覧会概要

およそ一万四千基という群馬県の古墳築造数は関東地方では屈指、全国的にみても数多い地域の一つといわれています。身の回りには、森となって風景に溶け込んでしまっているものもあれば、整備保存され公園として親しまれているもの、一部または完全に消失してしまったものなど様々な状態の古墳があります。消失と出現の狭間をさまよう古墳の風景を、私たちはどう見たらいいのでしょうか。
ともすれば「古墳の風景を見る」というと、視覚だけの行為のように思いがちです。しかし、「風景」という言葉が、空気の流れを意味する「風」と、日の光や影を意味する「景」から成り立っていることを考えれば、「見えないもの」と「見えるもの」の両方を取り込んで初めて、人はその風景を実感するのかもしれません。見えないものをも掴もうと思考し、身体の全感覚を使って対峙したとき、古墳は私たちの前にどう立ち現れるのか。
津田 直と原 摩利彦は、海を越えて伝え残された歴史に触れながら、外部から内部へ、明から暗へと、構造的に古墳にアプローチし、巨視的かつ微視的に考察することで、見えないものの領域、つまり古人たちの世界観や時間意識をも捉えようと試みました。その成果を、写真や音/音楽などの手法を用いたインスタレーション作品として表現します。古代の時と今が緩やかにつながっていることを示す彼らの作品を通して、本展が、私たちの日常に存在する古墳と出会い直すきっかけとなることを願います。

 

出品作家

津田 直(つだ なお)
写真家。1976年神戸生まれ。世界を旅し、ファインダーを通して古代より綿々と続く、人と自然との関わりを翻訳し続けている。文化の古層が我々に示唆する世界を見出すため、見えない時間に目を向ける。2001年より国内外で多数の展覧会を中心に活動。最近では芸術祭への参加や、現代美術のフィールドを越えて他分野との共同制作、執筆、講演、特別授業なども行う。主な作品集に『SMOKE LINE』、『Storm Last Night』(共に赤々舎)、『Elnias Forest』(handpicked)がある。平成21年度芸術選奨文部科学大臣新人賞(美術部門)受賞。大阪芸術大学客員教授。
https://tsudanao.com/

原 摩利彦(はら まりひこ)
音楽家。1983年大阪生まれ。京都大学教育学部卒業。同大学大学院教育学研究科修士課程中退。静けさの中の強さを軸にピアノを中心とした室内楽やフィールドレコーディング、電子音を用いた音響作品を制作する。笙やサントゥールを取り入れ音響的共存を目指したアルバム『PASSION』を発表。野田秀樹『フェイクスピア』やダミアン・ジャレ+名和晃平『VESSEL』などの舞台作品、映画『流浪の月』(監督: 李相日)の音楽を手がける。令和3年度京都府文化賞奨励賞受賞。

津田 直と原 摩利彦の共同制作としては、芸術祭・のせでんアートライン2021《7+1 / 舞い降りてくる星辰、光を放つ》(能勢妙見山 / 信徒会館 星嶺、よろづや2階)がある。

 

参考作品

 

 

 

 

All images from the series TORAINOASHIOTO © Nao Tsuda + Marihiko Hara

天神山古墳(太田市)でフィールドワークを行う津田 直(右)と原 摩利彦(左)

 

関連イベント

1.出品作家によるギャラリーツアー

展覧会場等を回りながら、作家が展示作品について語ります。
講師:津田 直+原 摩利彦
日時:8月27日(土)午後2時~2時40分
会場:展示室、イベントスペース
定員: 15名(事前申込制)
参加料:無料(要観覧券)
申込:当館ホームページの申込フォームからお申込ください。
締切:8月14日(日)
※定員を超えるお申込があった場合は抽選とし、開催の1週間前までに当落結果をご連絡します。

申し込みフォームはこちら
※お申し込みされた方は、当館から確認のメールが送信されます。「event_museum@artmuseumlibraryota.jp」が受信できるよう設定をお願いします

受付は終了しました。

2.アーティストトーク

本展のための作品制作やフィールドワークについて、作家が語ります。
講師:津田 直+原 摩利彦
日時:10月8日(土)午後2時~3時30分
会場:3階視聴覚ホール
定員: 40名(事前申込制)
参加料:無料
申込:当館ホームページの申込フォームからお申込ください。
締切:9月13日(火)
※定員を超えるお申込があった場合は抽選とし、開催の2週間前までに当落結果をご連絡します。

申し込みフォームはこちら 
※お申し込みされた方は、当館から確認のメールが送信されます。「event_museum@artmuseumlibraryota.jp」が受信できるよう設定をお願いします

受付は終了しました。

3.トーク&ツアー 津田直と歩く・触れる−美術館の展示室から資料館の収蔵庫へ

「歴史は外から眺めることよりも、中に立つことからはじまっていくのではないでしょうか」と語る津田直さん。
当日は作家と共に美術館内の会場を歩き、制作時のお話などをお聞きします。またトーク後には新田荘歴史資料館の収蔵庫を特別観覧します。

講師:津田 直(写真家)
日時:9月18日(日)午後1時30分〜4時30分
会場:太田市美術館・図書館 展覧会場、新田荘歴史資料館 収蔵庫
定員: 9名(事前申込制)
参加料:無料(要観覧券)
申込:当館ホームページの申込フォームからお申込ください。
締切:9月10日(土) 
対象:小学生以上(低学年は保護者1名要同伴)

※定員を超えるお申込があった場合は抽選とし、9/13(火)までに当落結果をご連絡します。
※当館と新田荘歴史資料館の往復は、当館が手配する車で参加者全員で移動します。
※詳細については、参加者が決定した後に改めてご連絡します。
※一度のお申込で1名様まで。ただし、小学低学年は保護者1名要同伴。

申し込みフォームはこちら 
※お申し込みされた方は、当館から確認のメールが送信されます。「event_museum@artmuseumlibraryota.jp」が受信できるよう設定をお願いします

受付は終了しました。

4. 担当学芸員によるギャラリートーク【申込不要】

展示作品を学芸員が解説します。
日時:10月22日(土) 午前11時30分~(20分程度)
会場:展覧会場
対象・定員:どなたでも・10名
参加料:無料(要観覧券)
申込:不要。当日午前11時25分までに直接受付カウンターへお越しください。(先着順)

終了しました。

 

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