太田市美術館・図書館 ART MUSEUM & LIBRARY, OTA
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コレクションをめぐる3つの時間

2026年3月7日(土)〜2026年5月10日(日)

太田市美術館・図書館、初めてのコレクション展。

インフォメーション

名称:コレクションをめぐる3つの時間
会場:太田市美術館・図書館
会期:2026年3月7日(土)~5月10日(日)
休館日:月曜日(5月4日は開館)、3月24日、4月28日、5月7日
開催時間:午前10時~午後6時(展示室への入場は午後5時30分まで)
観覧料:無料

主催:太田市、一般財団法人太田市文化スポーツ振興財団
協力:平田晃久建築設計事務所、安東陽子デザイン、岡安泉照明設計事務所、AFFORDANCE inc.

展覧会概要

開館して9年目となる太田市美術館・図書館は、地域に育まれてきた芸術作品や資料を収集・保管しています。常設展示室がない当館にとって、今回のコレクション展は初の試みです。
本展では、作家が作品を創作し、その作品が当館の方針にしたがって収蔵され、その収蔵品をみなさんが当館の環境で鑑賞する、という3つの時間を改めて丁寧に意識したいと思います。そのために、収蔵作品だけでなく、鑑賞体験に影響する環境である当館の建築、テキスタイル、照明、サインにも注⽬します。また、収蔵作品への理解を深めるため、他館などから借用した関連作品とともに展示します。

出品作家

中村節也(なかむら・せつや)
洋画家。1905年群馬県邑楽郡生まれ、1991年死去。旧制前橋中学で、東京美術学校図画師範科出身の曾根末次郎の指導を受け、1924年に東京美術学校西洋画科本科に入学し、岡田三郎助らに師事。1932年の第2回展から独立美術展を主な発表の場とする一方、高崎市を拠点として美術教育にたずさわった。1977年に群馬県美術会会長を務めるなど、群馬の文化芸術の振興に尽力した。

飯塚小玕齋(いいづか・しょうかんさい)
竹工芸家。1919年生まれ、2004年死去。東京都出身。洋画家を目指し、東京美術学校で藤島武⼆に師事したのち、戦後父の琅玕齋から竹工芸を学ぶ。1947年⽇展初⼊選、1954年⽇展特選。1974年第21回日本伝統工芸展初入選、文部大臣賞受賞。1981年、太田市に転居し、金山の麓のアトリエで晩年まで過ごす。1982年、竹工芸で人間国宝。本名は成年。

正田壤(しょうだ・じょう)
画家。1928年生まれ、2016年死去。群馬県太田市(旧・新田郡綿打村)出身。正田二郎(叔父)、福田貂太郎、松本忠義、山口薫に師事。1964年、第6回群馬モダンアート展出品作品で、人物、昆虫、動物などを独自のフォルムとマティエールで描き出す作風に変化。1993年、群馬県美術協会会長就任。2005年、太田市民文化功労賞受賞。

KIKI(きき)
モデル、写真家。武蔵野美術大学造形学部建築学科卒。Prismaシリーズで写真個展、「KIKIフォトエッセイ展 日常は麓に置いて」(南アルプス市安山岳館、2020)を開催。『ライカスタイルマガジン』で連載「memento of lens ~記憶の種~」、月刊文芸誌『小説幻冬』にて書評連載。著作に、フォトエッセイ集『美しい山を旅して』(2014)、『LOVE ARCHITECTURE KIKI』(2004)など。

藤原泰佑(ふじわら・たいすけ)
画家。1988年生まれ。群⾺県前橋市出身、山形県在住。東北芸術工科大学大学院洋画領域修了。実在の街を丹念に取材し、集めたモチーフを画面上に再構成し、その土地の特徴を細密に描き出す絵画作品を制作している。第8回トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞 入選、FACE 2015損保ジャパン日本興亜美術賞など受賞多数。

参考作品

 

1. 中村節也《伽藍鳥がらんちょう》1934年

 

2. 正田壤『まっかっかなむすめがまどからのぞいている』絵本原画 1973年
太田市立新田図書館蔵

 

3. 飯塚小玕齋 タイトル・制作年不詳 4. 飯塚小玕齋《K嬢像》1942年

5. KIKI《まちかどの猫》2016年

 

6. 藤原泰佑《太田市街図》2017年

 

1, 3-6は太田市美術館・図書館蔵

関連イベント

1、藤原泰佑ワークショップ「ドローンで街を見てみよう」【4/5申込締切】
いろんな街を鳥瞰図で描く藤原泰佑さんは、制作時、実際にドローンを飛ばして街を俯瞰してみるそうです。作家の制作プロセスを少しだけ一緒に体験してみませんか。
※天候により、イベントの内容を一部変更する可能性があります。
日時:4月26日(日) 午後1時30分~4時(午後1時受付開始)
講師:藤原泰佑(出品作家)
会場:展覧会場、屋外、視聴覚ホール
対象・定員:どなたでも(小学生以下は保護者同伴)・15名
参加料:無料

<参考画像>
  

2、美術館&カフェ_コラボワークショップ「みる・つくる・たべる」【3/8申込締切】
展覧会をみたあと、カフェで、当館の収蔵品をモチーフにしたオリジナルスイーツをつくります。
日時:3月22日(日) 午後1時30分~4時(午後1時受付開始)
講師:Coffee&Things Oh! +担当学芸員
会場:展覧会場、イベントスペース、カフェ
対象・定員:どなたでも(小学生以下は保護者同伴)・20名
参加料:500円

<参考画像>

2023年美術展「なむはむだはむ展『かいき!はいせつとし』」コラボメニュー

3、美術館&図書館_コラボワークショップ「みる・よむ・つくる」【3/28申込締切】
なぞなぞ絵本『まっかっかなむすめがまどからのぞいている』をみてよんで、なぞなぞの答えを描いてオリジナルのステラドームをつくります。
日時:4月18日(土) 午後2時~4時(午後1時30分受付開始)
講師:図書館スタッフ+担当学芸員
会場:展覧会場、イベントスペース
対象・定員:小学生以上(小学校低学年は保護者同伴)・20名
参加料:500円

<参考画像>
  

4、あかちゃんと楽しむ美術館【3/21申込締切】
あかちゃんと美術鑑賞をゆったりと楽しむお手伝いをします。あかちゃんの美術館デビューにどうぞ。
日程:4月11日(土) 午後1時30分~2時30分(午後1時受付開始)
会場:展覧会場
対象・定員:3~12ヵ月のあかちゃんとその保護者(こどもは1名、保護者は2名まで)・5組
参加料:無料

5、みんなでアートさんぽ 美術館&図書館編【3/29申込締切】
美術館も図書館もまるごとみます。こどももおとなもご参加ください。
日時:4月12日(日)午後1時30分~2時30分(午後1時受付開始)
講師:担当学芸員
会場:展覧会場、館内
対象・定員:どなたでも(小学生以下は保護者同伴)・15名
参加料:無料

1〜5共通
当館HP申込フォームよりお申込ください。
定員を超えた場合は抽選とし、抽選結果をお知らせします。
下記より必要事項を入力し送信してください。

1、 藤原泰佑ワークショップ「ドローンで街を見てみよう」 申込フォームはこち
2、 美術館&カフェ_コラボワークショップ「みる・つくる・たべる」申込フォームはこちら 
3、 美術館&図書館_コラボワークショップ「みる・よむ・つくる」申込フォームはこちら
4、 あかちゃんと楽しむ美術館 申込フォームはこちら
5、 みんなでアートさんぽ 美術館&図書館編 申込フォームはこちら

※お申込された方は、当館から確認のメールが送信されます。
「artmuseumlibraryota.jp」が受信できるよう設定をお願いします。

*イベントの記録写真および動画は本展覧会と当館広報、および本展期間中にSNSで使⽤することがございます。撮影不可の場合には、当日職員にお申し出ください。
*状況によって変更または中止になる場合があります。HP、SNSでご確認ください。

カタログ

本展公式図録は会期中に発行予定です。

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